ガソリン税は安すぎる

私は(現在は)地下鉄が一路線しか存在しない地方都市在住で、(今はまだ)一つも駅がない山の上の職場へ自家用車通勤(通勤手当は実費の半分にもなりません)、休日もほぼ必ず車で外出していますが、1リットル300円ぐらいでも良いと考えています(税金の使途は改善の余地もありそうですが、金額の問題として)。そもそも自家用車なんて環境負荷の高いものは、ぜいたく品です。通勤経路のバスは朝夕数本しか走っていませんが、本当は私もバス通勤すべきだと思います。*1

…というと「払いたい人だけ払えば良い」等という人がいますが、それでは不公平なだけでなく、抑止力にもならないので無意味です。そもそも気候変動による水害や飢餓で、文化的生活どころか生命の危険にさらされているような地域の人に比べれば、日本に住んでいるだけでも非常に恵まれています。住むところも食べるものも保証されているのに「自家用車がないと生活できない」等と言うのはわがままに過ぎません。もちろん、本当に自家用車がないと生きていけない人(公共交通機関が極端に不足している地域の生活保護世帯とか、自家用車がないと外出できない身体障碍者とか)への補助は必須ですが。

…という(私にとっては)もっとも当たり前の話を、マスメディアでもネットでもほとんど目にしないのは、日本人(という一般化は必ずしも好きではありませんが)のわがまま化がいよいよ進んでいるのでしょうか?

*1:私の知っている教授の先生は、私とほぼ同じ経路をバス通勤しています。というか職員宿舎があるので、同様にバス通勤されている先生は多いと思います。私よりも明らかに大量の仕事をこなしつつ、平日朝8時頃と夕方6時頃までしか走っていないバスに合わせて出勤・帰宅されているわけで、頭が下がります。