情報教育のレベル

某予算の関係で「なんで日本は欧米より情報教育のレベルが低いのか」みたいな話になったのですが(ここではレベルが低いことは明らかな事実とし議論しません。もちろん、多少の例外はあります)、僕は突き詰めると

  1. 言葉の壁
  2. 距離の壁

の2点に尽きると思います。そもそもコンピュータはアメリカで発明されたわけで、まともな一次情報は英語のほうが多いし、まともな一次人材もアメリカに住んでいて、本当に週一ぐらいのペースで有名人が(研究者だけでなくMS, Sun, Googleなど企業の人達も)Pennなどの大学へ講演にやってきます。一泊二日や日帰りなので来るほうも来られるし、呼ぶほうも払えるという。日本で同じことをしたら

  • 航空券: エコノミー10万円〜ビジネス50万円ぐらい
  • 宿泊費・日当: 一日2〜3万円×4〜6日ぐらい
  • 謝礼: 5万円ぐらい

×40回として、年二千万ぐらいの予算が必要に。それでも遠すぎて時間と労力が要るし、向こうにとってメリットがない(リクルートにもならない)ので来てくれないかもしれませんが。そもそも英語だと聴衆がわからないので通訳も必要か?

追記:と思ったが、情報教育というより大学自体のレベルに差があるような気もしてきた。卒業式にアナン事務総長が来るとか(その前はU2のBonoでしたが)。うーむ。僕も下っ端なりに、うちで頑張らねば。