SIGGRAPH

http://www.cs.utah.edu/~michael/leaving.html
(via http://www-ui.is.s.u-tokyo.ac.jp/~takeo/diary/diary.html 06/7/28)

SIGGRAPHの査読が不当」という意見が話題だそうで。自分の分野(プログラミング言語の理論)は査読が異常に丁寧で(ワークショップ論文でも査読報告が十数ページになったり、ジャーナル論文だとそれが3〜5往復ぐらいしたり)、reviewerも著者も負担がでかすぎるのではないか、というぐらいなのですが、グラフィックスはどうなのでしょうか?(恥ずかしながらまったく知らないので…)

追記:もちろん、プログラミング言語理論でもひどい査読が皆無なわけではないので、僕は(少なくとも自分の分野では)すべての査読に署名させ、そのかわりにコメントはもうちょっと短くても良いことにする、というアイディアは検討する価値があるのではないかと前から思っています。(主に国内会議ではなくて国際会議の話ですが)

追記2:こう考えると、他の方のブログにもありますが、プログラミング言語って数学と芸術の合いの子みたいな面もあって、非常に微妙な部分もある分野です。I先生(現京大ではなく現東大のほう)のところにも「プログラミング言語の『わかりやすさ』は評価しづらいので定理を証明したり速度を向上しないと研究や論文になりにくいが、UIやグラフィックスではどうしているのか」というお話を伺いに行ったことがあります(もちろん他の用もあったのですが実はこっちのほうがメインのつもりだった)。そのときは「結局は主観」という結論だったように記憶していますが、もし本当にそうだとすれば、グラフィックスにせよプログラミング言語の一部(OやAのつく分野など)にせよ、査読プロセスの透明さが本当に重要だなー、と思いました。