フラット・コミュニケーション

いろいろなところで言い尽くされていそうなことですが、読者の裾野が広大な話題(浮動小数とかC言語とか)は、前提や対象の特定が大変です。

というレベルから、

  • x86のFPUレジスタは80bit」「C言語でいう『未定義』と『未規定』と『処理系依存』は区別されている」
  • IEEE 754の本物を購入・熟読した」「正式なANSI CとC99、さらに対応するJIS規格文書(一部は購入すら困難)をすべて熟読した」

というレベルまで(あるいはそれ以上?)いろいろなレベルの「常識」があって、たとえば後者のレベルを前提とした(つもりの)エントリに、前者のレベルで反応してしまうと、コミュニケーション・ギャップが発生するという。ちゃんと前提を明示できればベストなのですが、スペースや時間が足りなかったり、明示したつもりでも伝わらなかったり。ブログはまだしも、論文の投稿&査読でも苦労します。精進せねば。