ACMの計算機科学カリキュラムに関数型プログラミング

ACM SIGPLAN会員の方にはメールでアナウンスされていると思いますが、世界最大の計算機科学系学会であるACMが、コンピュータサイエンス(CS)カリキュラムのガイドラインを改定中とのことです(前回分)。SIGPLAN(プログラミング言語研究会)は、プログラミング基礎プログラミング言語改定案を出しているそうです。かいつまむと、「プログラミング言語概観(2時間)」「仮想機械(1時間)」「言語変換(2時間)」などのかわりに「関数型プログラミング」を追加する、という内容になっています。

私自身は、関数型プログラミングで生まれた考え方(いわゆるクロージャジェネリックスなど、再帰も?)は、関数型言語以外(いわゆるオブジェクト指向言語スクリプト言語/軽量言語、XML処理言語等)でもますます重要になっていると思います。また、プログラミング言語の歴史や仮想マシンコンパイラについて、1時間や2時間で意味のある内容を教えられるとも思えないので、提案に賛成のコメントを書き込みました。他のコメント(要登録)も賛成意見ばかりなのですが(有名人多し!)、逆に反対意見はないのでしょうか。もちろんSIGPLANの提案は採用されてほしいと私は思いますが、反対意見にも多少興味があります。