JavaScriptがキャッシュされていたせいで悩んだ件

http://i.hatena.ne.jp/idea/12649

これにはまったのだが、jsのファイル名を調べて、URLを入力・表示してリロードする、というスキルのあるユーザがどれだけいるのだろう…

ちなみに、相変わらずはてなアイディアはてなアイデアの株の仕組みがよくわからない(笑)。明らかに直ることが期待されるバグ報告は、大量に投資すべきなのか?

大学工学部 志望者10年で半減 来春大急ぎで組織改変へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061025-00000022-maip-soci

どこかで聞いたような話だが、僕もどちらかといえば「工学」より「理学」が好きかも…

ちなみにカテゴリが「雑談」ばかりになってしまうので、ルールを変更して、アカデミックな関係の話題は「雑談」ではない、ということにします。:-)

「創造工学研修」メモ

http://www.eng.tohoku.ac.jp/edu/?menu=ip

という研究室体験(?)のような学部一年生の少人数演習があるのだが、何をやったか書いておかないと忘れそうなので、なぜかここにメモしてみる。

第1回
OCamlのインストール、起動方法、int型とfloat型の値と式(四則演算など)
第2回
組み込み関数の呼び出し(sin, cos, sqrt, ...)、Graphicsモジュールの使い方(draw_circle, draw_rect, set_window_title, ...)、string型の値と式("..."と^)
第3回
組と配列(の書き方)、Graphicsモジュールの続き(draw_poly_line, set_color, ...)

追記:

第4回
関数定義と変数定義(HTDP 2章の練習問題等をOCamlで)

第5回
再帰関数(let rec)、条件分岐(if-then-else)、逐次実行(;)。fib/sum/fact、偶数の和や積、無限ループとstack overflow、Graphicsで円を動かす。

第6回
レコードの例(Graphics.status)、(多相ではなく単相の)バリアントの例(Graphics.event)、マウスやキーボードからの入力、中心や通る点を指定して円を描く関数、int_of_floatとfloat_of_int

第7回
ネットワークプログラミング(http)

第8回
ネットワークプログラミング(smtp)

第9回
3Dグラフィックス(lablgl)

第10回〜
自由課題(ボールの物理シミュレーション、音楽記述言語の演奏、神経衰弱)

日本ソフトウェア科学会2006年度大会のO堀先生招待講演スライド

いつのまにかWebに高階されていた。

http://www.pllab.riec.tohoku.ac.jp/slides/jssstTaikai2006sli.pdf

主張の多くに共感。というか、私のいる環境がおかしいのかもしれないが、これに反する主張をあまり聞いたことがない。SML/NJ(の中間言語やデータ表現)がobsoleteだ、と自分がいったような記憶はありますが:-)、SMLがobsoleteだとは言っていないし思ってもいない。

五十嵐淳氏、日本IBM科学賞受賞(コンピューター・サイエンス分野、「オブジェクト指向言語のための型理論」)

まだWebには掲載されていないようだが、審査委員長名(江崎玲於奈氏)のメールが配信されたらしいので正式発表だろう。おめでとうございます。

追記:プレスリリースは発表されていたらしい。

追記2:もう少し早く発表されていれば、あのチュートリアルにも人が入ったのだろうか…

追記3:PDFファイルの奥深くに埋もれているので引用。っていうかK先生のコメントで初めて存在に気づいた。

贈賞の理由:オブジェクト指向言語のための型理論
五十嵐氏は、オブジェクト指向プログラミング言語の基礎理論を展開するための枠組みを確立するとともに、現在最も広く用いられているプログラミング言語の一つである Java 言語の設計および実装の根幹に大きな影響を与える重要な理論的成果を挙げた。オブジェクト指向プログラミング言語は、データ抽象などの大規模ソフトウェア開発に適した機構を備えており、その重要性は今や広く認識されている。その理論的基礎についても、型理論をはじめとして、以前から多くの研究がなされてきた。しかしながら、理論研究における計算モデルと Java などの現実のプログラミング言語の設計との間には大きな乖離があり、現実の言語の設計や処理系の実装の改良に直接結び付くような理論研究は未成熟の状態にあった。五十嵐氏は、現実の言語 Java を出発点としてその機能の本質を残し、極力単純化した計算モデル Featherweight Java を構築するという斬新かつ独創的なアプローチをとることにより、オブジェクト指向言語の基礎理論を展開することに成功した。この計算モデル Featherweight Java は、現在、オブジェクト指向言語の理論研究の基礎として国内外の研究者に広く受け入れられている。