学会プログラム委員のお仕事:査読のbidding

査読のある学会のプログラム委員になると、査読をします(あたりまえ)。すべての委員がすべての論文を査読するわけではなくて(原則として議論には参加しますが)、私の分野では1本あたり3人ぐらいで分担します(sub-reviewerに外注することもあります)。そのために、まず各自で数十本〜数百本の論文にざっと目を通して、どれを査読したいかbiddingします。

たとえば、今現在、私がプログラム委員をやっている学会に投稿された論文は160本だそうですが(特に多いほうではありません)、すべてざっと目を通さなければなりません。タイトルと要旨だけでなく、少しは本文も読まないと査読できるかどうかすら(私の能力では)決められないので、丸一日はかかります…。

こういうプログラム委員の仕事は、私のような若造でも年に数件ぐらいあります。慣れてくればもっと手抜きできるのかもしれませんが。

追記:50本目ぐらいでAcrobatに「これ以上ファイルを開けません」とか言われた。