情報処理学会の宣伝:学会誌とかコンピュータ博物館とか

何やらちょっと賞をいただいてしまったので(「各種表彰について」→「野口研究奨励賞」)、憂鬱な学会という批判もありますが宣伝します。ちなみに「憂鬱」の原因は大学にも企業にもあるかと僕は思っています。(例外はあれ一般に)日本の研究レベルがまだまだ足りないのは確かですし、MSやSunやIBMのように、自社で基盤ソフトウェア(プログラミング言語やOS)を開発していて、研究に参加してくれる企業が減っていることも明らかなので…。その点で組み込み系などはうまくいっているほうだと思います。あと、「直ちに実務の役に立たないから駄目」という批判には過去エントリをば。もちろん、実際には直ちに役に立つ研究もあるはずですが。

今月の会誌では、サービス・サイエンスとか組み込みソフトウェアとかの特集をしています。あと、中田先生らによるCOINSコンパイラについて連載などもあります。

http://fw8.bookpark.ne.jp/cm/ipsj/mokuji.asp?category1=Magazine&vol=47&no=5

オンラインで購入・閲覧できる…はずです(たぶん)。一部は無料です。

最近は、情報処理学会誌も日本ソフトウェア科学会誌もこんな感じなので、研究者じゃなくても、わりと楽しんでいただけるかと。ちなみにホームページがしょぼいのは人手と予算の不足が原因です…。オンラインでの見た目より、はるかにまともな学会活動をしています。

あと、コンピュータ博物館

http://www.ipsj.or.jp/katsudou/museum/

というページがおもしろいかも。これのリアルバージョン(物理的な博物館)を作ろうと文科省あたりにお願いしているようです。皆様の応援をいただけるとありがたいようなので、何かありましたらお知らせを。