ワニ計算revisited

ワニ計算が「面白いけど(はじめは)よくわからなかった」言い訳…じゃなくて理由と対策を少しだけ考えてみました。

  • ワニの死に方と生まれ方の意味が(この比喩では)わからない。どうせ現実のワニじゃないので無理に例え話を引っ張らず、はじめから「ルール」を提示したほうが簡単では…
  • "color rule"の意味が(ワニの比喩では)わからない。閉じたλ項の簡約だけならα変換は不要なので、色を変えるぐらいなら、「他人ではなく自分の産んだ(=元から下にあった)卵だけ産まれる」あるいは「卵を探すときは、ワニから下に辿っていって、同じ色のワニがいたら、そこから下は辿らない」みたいな定義じゃ駄目でしょうか。
  • "family"と「色」が紛らわしい。しかも"yellow family"等と書いてあって混乱を助長する。そもそも「家族」の比喩は必要なのでしょうか? 図全体を上下逆にして、「ワニは空を飛べない」ではどうでしょうか。
  • 老人ワニが余計。(語弊はありますが簡単にいえば)λ式の意味は文字列ではなく抽象構文木に対して定められるので、カッコはλ式の一部ではないはず。少なくともカッコは「ワニ」ではない(もちろん、卵でもない)。ので、単に「食べる・食べられる」の関係にある(=関数適用される)ワニを矢印で結ぶ、とか…

いや、難癖ばかりで恐縮なのですが、面白いからこそ惜しいというか何というか。ごにょごにょ。