RHEL4での日本語TeX環境
RHEL4は(枯れているので?)一部メーカーのIAサーバマシンで正式サポートされていることが多いようなのですが、いかんせんLinuxディストリビューションとしては古すぎて情報不足なところがあるので、LDAPの件に続きメモ。
- パッケージで入っているのはpLaTeX2e
- xdviとdvipsのかわりにpxdviとpdvipsを使う。ghostscript (gs)もある。
gv (ghostview)はないのでテキトーなrpmパッケージをインストールggv (gnome ghostview)というものがあったらしい。 - 日本語フォントが超汚いので、古いほうのIPAフォントを入れる(新しいほうのIPAフォントはメトリックが合わない)。
- /etc/vfontcapでkochiをipaにする。/etc/vfontcap.jaは関係がない(一般ユーザには読み取り許可すらない!)。
- /usr/share/ghostscript/7.07/vflib/kconfig.psにkochiと直書きしてある(!)ので、先のvfontcapに合わせてminやgothにする(rpm的に書き換えて良いものかわからないが)。
/usr/share/ghostscript/7.07/lib/CIDFnmap*は関係がないPDFファイルをgvで見るとき等は/usr/share/ghostscript/7.07/lib/CIDFnmap.jaも直せば良い。 ここで子供がウンチをしたのでdvipdfmxについては後で書く子供の散髪と買い物に行って帰ってきた。dvipdfmxは最新バージョン(20071115)をダウンロードして普通に./configure && make && make install。しかしRHEL4のteTeXが古いので、それに合わせるために/usr/local/bin/dvipdfmxは/usr/local/bin/dvipdfmx.binにmvして下のようなスクリプトにすりかえる。(CMAPFONTSとCMAPINPUTSは、dvipdfmxのREADMEの通りにしても動かず、よくわからないので両方とも設定する。)
#!/usr/bin/env bash export SFDFONTS="$SFDFONTS":'$TEXMF/fonts/sfd//' export CMAPFONTS="$CMAPFONTS":'$TEXMF/fonts/cmap//:/usr/share/ghostscript/Resource/CMap//' export CMAPINPUTS="$CMAPINPUTS":'$TEXMF/fonts/cmap//:/usr/share/ghostscript/Resource/CMap//' export TEXFONTMAPS="$TEXFONTMAPS":'$TEXMF/fonts/map//' /usr/local/bin/dvipdfmx.bin $*
- acroreadが入っていないので普通に公式サイトからrpmパッケージをダウンロードしてインストール。ただしAcrobat Reader 8はなぜか日本語ゴシック体フォントが抜けているので、Acrobat Reader 7のフォントパックをダウンロードして、その中のJPNKIT/LANGJPN.TARの中のCIDFont/KozGoPro-Medium.otfを/opt/Adobe/Reader8/Resource/CIDFONT/にコピーする。
- xpdfからIPAフォントを使いたければ/usr/share/xpdf/japanese/add-to-xpdfrcの最後の行を以下のように変える(これもrpm的に書き換えて良いのかよくわからないが)
displayNamedCIDFontTT Ryumin-Light-Identity-H /usr/local/share/fonts/IPAfont00101/ipam0208_for_legacy_compatibility.ttf displayNamedCIDFontTT GothicBBB-Medium-Identity-H /usr/local/share/fonts/IPAfont00101/ipag0208_for_legacy_compatibility.ttf displayCIDFontTT Adobe-Japan1 /usr/local/share/fonts/IPAfont00101/ipag0208_for_legacy_compatibility.ttf