論文データベースによる研究室選び

分野によると思いますが、いわゆる計算機科学(コンピュータサイエンス)の場合、

などの論文データベースに教員の氏名を入力して(もちろんローマ字で)、どういう学会にどういう論文を書いているか見る、という方法が研究室選びの一つの目安になると思います(マジメに研究したい人にとっては)。論文の内容や学会の名前はわからなくても、大雑把な雰囲気がわかるかもしれません。Google Scholarの「引用件数」は、その論文がどれぐらい「有名」かの目安にもなります(あくまで素朴な数値なので、いろいろと賛否や弊害もありますが)。

ただし、以下の点は気をつける必要があります。

  • 同姓同名の別人に注意する(分野がまったく違うときは別人のことが多い)
  • 論文の正式な本文は、出版社等と契約している大学からしか閲覧できないことが多い(ただし著者のホームページに非正式版がおいてあることも多い)
  • 古い論文ほど引用件数は多くなるので、下のほうを見て新しい論文も探す(教員の研究分野が変わっているかもしれない!)
  • 研究者数が多い分野と、そうでない分野があるので、違う分野の引用件数は単純比較できない
  • 引用件数は「論文の有名さ」の目安なので、自分の「好みに合っている」かどうかはわからない

ちなみに、研究室ホームページの「見た目のきれいさ」は、実際の研究とほとんど相関がありません(正の相関も負の相関も)。いや、今年度はうちの研究室ホームページもちょっときれいにしましたが…:-)

私の周辺や各所で研究室配属の時期だと思うので、皆様の参考&宣伝まで。