科学トレーニング

放射線安全規制検討会航空機乗務員等の宇宙線被ばくに関する検討ワーキンググループ」の議事録がおもしろい。特に第2回で、「日本乗員組合連絡会議」の意見に対して「委員のコメント」で

LNT仮説は、低線量域の防護基準を安全側に考えるための管理目標値を示すだけのものであり、その値で致死的な癌になる人数を計算することは、正しくない

とか

航空機運航時のソーラーフレアについては、胸部レントゲン撮影の100倍などという文学的な表現ではなく、より正確な数値を基に検討すべきである。

とか言われているあたりが(強調筆者)。僕の専門じゃないから「おもしろい」なんて言ってられるんだけど。

狂牛病のおかげで(感情論ばかりのマスコミはともかく)ネットなど草の根レベルでは科学的なリスク評価への関心が高まったようにも思えるが、これからそういう傾向が拡大してくれるのかどうか…?