「コンピュータソフトウェア」誌 ソフトウェア論文&小論文
「面白い研究をしているのだが論文(業績)にならなくて困る」という声を立て続けに*1耳にしたので、コンピュータソフトウェア誌の「ソフトウェア論文」と「小論文」カテゴリを(しつこく)宣伝します。掲載は有料ですが、発刊数ヵ月後にはオンラインで無償公開されます。
http://www.jssst.or.jp/prod/software-papers.html
ソフトウェア論文は従来の研究論文と異なり,どのようなソフトウェアについてどのような観点から論文を執筆すれば学術論文として認められるかに関して十分な社会的合意があるわけではなく,このことがソフトウェア開発の論文化の妨げとなってきました.
本「ソフトウェア論文」特集はこの問題を打破すべく企画したものです.優れたソフトウェア成果を積極的に論文化してご投稿いただき,編集委員会での議論と査読・改訂のプロセスを経ることによって,「良いソフトウェア論文」に関する合意を形成し,その具体例を実際に示すことを目標としています.
↑には「ソフトウェア論文特集」とありますが、普段も受け付けています。(情報処理学会などに比べると)小さい学会なので、ホームページの見た目が悪いのはご容赦ください…
「小論文」は「ソフトウェア論文」とは直交した属性(「ソフトウェア論文の小論文」もありうる)だそうで、
- 刷り上り6ページ以内
- 照会は1回のみ
- 通常論文よりも査読が速い(はず)
などの特徴があります。(以前からあるのですが、大会論文以外にはあまり活用されていなかったようです。)
もちろん、どの論文が採録されるとかされないとか私が言うことはできませんが(当たり前)、他人が参照して有用な専門的内容があって、そのことをexplicitに書いていただければ通りやすいのではないかと思います。
よろしくお願いします。(_ _) ホームページのリストはまだ更新されていませんが、4月から編集委員を拝命しています。
*1:したがって(例によって)特定の対象を指しているわけではありません